5億年ボタンを押して毎日マイジャグⅤ設定6を打ったらどうなる?

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「5億年ボタン」は、押すと100万円がもらえる代わりに、何もない空間で5億年を過ごさなければならない…という有名な思考実験です。

では、その5億年の間、毎日マイジャグラーⅤの設定6を打ち続けられたらどうなるでしょうか?

総差枚や収支はもちろん、5億年という途方もない試行回数だからこそ起こる「1日の最高差枚」「最大ハマり」「最大連チャン」などの極端な記録を、確率分布から計算しました。

この記事の条件

機種:マイジャグラーⅤ 設定6(出玉率111.5%)

1日の遊技:7,000G(営業時間は考えない)

期間:5億年(1年=365日、うるう年なし)

ゲーム数・持ちメダルは日をまたいで持ち越せるものとします。

5億年ボタンを押してみる

押すたびに「あなたの5億年」の記録が決まるシミュレーターです。

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5億年で何ゲーム回せる?

まずは5億年で遊技できる日数とゲーム数です。

遊技日数365日 × 5億年 = 1,825億日
総ゲーム数7,000G × 1,825億日 = 1,277.5兆G

1,277兆5,000億ゲームです。この膨大なゲーム数を前提に、各記録を計算していきます。

BIG・REG・ぶどうの回数

マイジャグラーⅤ設定6のBIG確率・REG確率はどちらも1/229.15、ぶどうは1/5.67です。総ゲーム数を確率の分母で割ると、それぞれの期待回数が出ます。

種類確率5億年の期待回数
BIG1/229.15約5兆5,750億回
REG1/229.15約5兆5,750億回
ボーナス合算1/114.57約11兆1,500億回
ぶどう1/5.67約225兆3,000億回

BIGだけで1日あたり平均約30.5回、REGも約30.5回、合わせて毎日約61ペカです。

5億年の総差枚と収支

出玉率111.5%は、1G(3枚掛け)あたり平均+0.345枚増える計算です。1日では7,000G × 0.345枚 = +2,415枚になります。

1日の平均差枚+2,415枚(+48,300円)
5億年の総差枚約+440兆7,375億枚
収支(20円スロット)約+8,814兆7,500億円

国家予算と比べると

2026年度(令和8年度)の日本の一般会計の歳出総額は、過去最大の約122.3兆円です。

20円スロット約8,814兆7,500億円
= 国家予算の約72年分
1円スロット約440兆7,375億円
= 国家予算の約3.6年分

20円スロットなら、国の予算を約72年間まかなえる金額です。1枚1円に換算しても、国家予算の3.6年分になります。

5億年の総差枚はほぼブレない

1日単位で見ると差枚は大きくブレます(1日の標準偏差は約1,436枚)。ところが5億年分を合計すると、ブレは平均に対して非常に小さくなります。

5億年の総差枚のブレの目安(標準偏差)は約6.1億枚で、総差枚440兆枚のわずか±0.00014%です。5億年ボタンを何度押し直したときに、総差枚が「440兆7,375億枚」からどれくらいの幅に収まるかをまとめると次のとおりです。

収まる確率総差枚のブレ幅
約68%±約6.1億枚(±0.00014%)
約95%±約12.3億枚(±0.00028%)
約99.9%±約20億枚(±0.00045%)

どれだけ押し直しても、ほぼ確実に±0.00045%以内に収まります。もちろん、5億年トータルで負ける確率は事実上ゼロです。

ドル箱タワーの高さと重さ

5億年分のメダルをすべてドル箱に詰めて、真上に積み上げてみます。ドル箱1箱=1,000枚・高さ8cm、メダル1枚=5gと仮定します。

ドル箱の数約4,407億3,750万箱
タワーの高さ約3,525万9,000km
地球の直径(約12,742km)約2,767個分
地球から月まで(約38万4,400km)約92個分
メダルの総重量約22億369万トン

ドル箱タワーは月を通り越して、月までの距離の約92倍の高さになります。

1日の最高差枚

ここからが本題です。1,825億日の中で一番出た日は何枚だったのか?を計算します。

5億年で一番出た日の差枚

約+13,700枚

半々ライン +13,753枚(90%の確率で+13,356~+14,439枚)

5億年=1,825億日も打てば、2万枚くらい出る日もありそうに思えます。ところが計算すると、一番出た日でも1万4,000枚前後にとどまります。

1日7,000Gの差枚はどう分布する?

1日の差枚は、ボーナス(BIG +240枚・REG +96枚)・ぶどう・チェリー・リプレイ・ハズレの組み合わせで決まります。これらを1Gずつ7,000G分積み重ねた確率分布を、すべての組み合わせについて厳密に計算しました。

1日の差枚確率何日に1日?5億年で何日?
+3,000枚以上33.5%3.0日約611億日
+5,000枚以上3.99%25日約73億日
+7,000枚以上0.133%751日約2.4億日
+8,000枚以上0.0154%6,480日約2,816万日
+9,000枚以上0.00135%約7.4万日約246万日
+10,000枚以上1/111.6万約112万日約16万日
+11,000枚以上1/2,168万約2,168万日約8,400日
+12,000枚以上1/5.4億約5.4億日約340日
+13,000枚以上1/169億約169億日約11日
+14,000枚以上1/6,625億約6,625億日約0.28日
+15,000枚以上1/32兆約32兆日約0.006日

1日の平均は+2,415枚、勝てる日は約95.8%です。設定6でも+10,000枚を超えるのは約112万日に1日ですが、5億年あれば約16万日も訪れます。

一方で+13,000枚を超える日は5億年でわずか11日ほど、+14,000枚以上は5億年に1日も来ない可能性のほうが高く(来る確率は約24%)、+15,000枚以上となると5億年ボタンを約176回押してようやく1日来るかどうかです。

+13,700枚の求め方

上の表の「5億年で何日?」は、その差枚以上になる確率 × 1,825億日で求めています。この日数がちょうど1日になる差枚が「5億年で約1回」の値です。

手順11Gごとの差枚(ハズレ・ぶどう・チェリー・リプレイ・BIG・REG)の確率分布を作る
手順2それを7,000G分積み重ねて、1日の差枚の確率分布を厳密に求める
手順3「x枚以上になる確率 × 1,825億日 = 1日」となるxを探す

x枚以上になる確率が1/1,825億になる差枚は+13,655枚で、これを丸めたのが約+13,700枚です。+13,000枚以上が約11日、+14,000枚以上が約0.28日なので、その間に「ちょうど1日」になる差枚があります。

「半々ライン」は、5億年の中で1日でもその差枚以上が出る確率がちょうど50%になる値です。1,825億日のうち1日も届かない確率が50%になる差枚を求めると、+13,753枚になります。同じように、その確率が5%・95%になる差枚から「90%の確率で+13,356~+14,439枚」という幅を求めています。

正規分布で計算すると低く出る

1日の差枚を平均+2,415枚・標準偏差1,436枚の正規分布とみなして計算すると、最高差枚は約12,200枚になります。実際の分布は「ボーナスを引きまくった日」の方向に裾が長いため、正規分布で近似すると約1,500枚も低く見積もってしまいます。

1日の最低差枚

5億年で一番負けた日の差枚

約−5,630枚

半々ライン −5,680枚(90%の確率で−6,000~−5,488枚)

設定6でも負ける日は約4.2%(約24日に1日)あります。1日に−3,000枚以上負けるのは約7.3万日に1日、−5,000枚以上は約21億日に1日です。5億年で一番負けた日は約−5,630枚、金額にすると約11万3,000円の負けです。

最大ハマり

5億年の最大ハマり

約3,430G

半々ライン 3,468G(90%の確率で3,302~3,766G)

ボーナス合算1/114.57で、nゲーム連続でボーナスを引けない確率は(1 − 1/114.57)nです。ハマりのチャンスはボーナスの回数(約11兆1,500億回)だけあるので、「11兆1,500億 × ハマり確率 = 1回」となるnを求めると約3,427Gになります。

ハマりは日をまたいで続くものとしています。1日に回す7,000Gの約半分のあいだ、ボーナスを1回も引けない計算です。

最大BIG間ハマり

5億年の最大BIG間ハマり

約6,710G

半々ライン 6,794G(90%の確率で6,459~7,389G)

REGは引けてもBIGだけが来ない「BIG間ハマり」です。BIG確率1/229.15で、nゲーム連続でBIGを引けない確率は(1 − 1/229.15)nです。BIG間ハマりのチャンスはBIGの回数(約5兆5,750億回)だけあるので、「5兆5,750億 × BIG間ハマり確率 = 1回」となるnを求めると約6,711Gになります。

BIG間ハマり確率5億年での発生回数
6,000G以上1/2,491億約22回
6,500G以上1/2.2兆約2.5回
7,000G以上1/19.8兆約0.28回
7,500G以上1/176兆約0.03回

1日7,000Gをまるごと使ってもBIGが1回も来ない、という状況に近いハマりが5億年に1回ほど起きます。7,000G以上のBIG間ハマりが起きる確率は約25%です。BIG間ハマり確率の一覧はBIG間ハマり確率一覧表にまとめています。

最大連チャン

5億年の最大連チャン

約55連

90%の確率で53~60連

ここではボーナス後100G以内にボーナスを引くことを連チャンとし、BIG・REGは問いません。設定6で100G以内に引ける確率は約58.38%で、n連するには初当たりから(n − 1)回続けて100G以内に引く必要があります。

数える対象は「初当たり」の回数

ここで注意が必要なのは、何回の連チャンのチャンスがあるかです。ボーナス総数(約11兆1,500億回)をそのまま掛けると、1本の長い連チャンを途中のボーナスからも重ねて数えてしまいます。

連チャンが始まるのは、前のボーナスから100G以内に引けなかった初当たりだけです。初当たりの回数は約11兆1,500億回 ×(1 − 0.5838)=約4兆6,400億回です。

連チャン数1回の連チャンで届く確率5億年での発生回数
52連以上1/8,320億約5.6回
53連以上1/1.4兆約3.3回
54連以上1/2.4兆約1.9回
55連以上1/4.2兆約1.1回
56連以上1/7.2兆約0.65回
57連以上1/12兆約0.38回
58連以上1/21兆約0.22回

発生回数が約1回になるのは55連です。連チャン確率の一覧はジャグラー連荘確率一覧表にまとめています。

1G連の最大連続

5億年の1G連の最大連続

5連続

6連続まで届く確率は約7%

ここではボーナス後1G目にBIGを引くことを1G連とします。1G連が2連続とは、ボーナス後1G目にBIGを引き、さらにそのBIG後1G目にもBIGを引くことです。

ボーナス後1G目にBIGを引く確率は1/229.15なので、k連続する確率は(1/229.15)kです。1G連のチャンスはボーナスの回数(約11兆1,500億回)だけあります。

1G連1回のボーナスから届く確率5億年での発生回数
3連続以上1/1,203万約92万回
4連続以上1/27.6億約4,030回
5連続以上1/6,318億約17.6回
6連続以上1/145兆約0.077回
7連続以上1/3.3京約0.0003回

5連続は5億年で約18回起きるので、ほぼ確実に見られます。一方で6連続は5億年で約0.077回、5億年ボタンを約14回押してようやく1回見られるかどうかです。1回の当選確率が1/229.15と低いため、1つ増えるごとに発生回数が約229分の1になり、5連続と6連続の間に大きな壁があります。

ぶどうの最大連続

5億年のぶどうの最大連続

約20連続

半々ライン 20連続(90%の確率で19~21連続)

ぶどう確率は1/5.67なので、k回続けてぶどうが揃う確率は(1/5.67)kです。チャンスは通常時の総ゲーム数(1,277.5兆G)だけありますが、連続の始まりは「直前のゲームがぶどうではない」ときだけなので、1,277.5兆G ×(1 − 1/5.67)回で数えます。

ぶどう1回で届く確率5億年での発生回数
18連続以上1/36.7兆約28.7回
19連続以上1/208兆約5.1回
20連続以上1/1,180兆約0.89回
21連続以上1/6,692兆約0.16回
22連続以上1/3.8京約0.028回

発生回数が約1回になるのは20連続です。5億年の中で20連続以上が1回でも起きる確率は約59%、21連続以上は約15%です。20連続すると払い出しは160枚、投入60枚を引いて+100枚が、ぶどうだけで一気に増えることになります。

その他の記録

記録5億年で約1回補足
1日の最多ボーナス121回平均は61.1回
1日の最少ボーナス16回7,000Gで16回
1日の最多BIG75回平均は30.5回
最長の連続負け日数8日負ける日は約4.2%
最長の連続勝ち日数約535日1年半近く負けなし

設定6を毎日打っても、8日連続で負けることが5億年に1回くらいはあります。逆に一番長い連勝は約535日、1年半近く1度も負けない期間が訪れます。

まとめ

項目結果
総ゲーム数1,277.5兆G
BIG / REG各 約5兆5,750億回
総差枚約+440兆7,375億枚
収支約+8,814兆7,500億円
ドル箱タワー地球の直径 約2,767個分
1日の最高差枚約+13,700枚
1日の最低差枚約−5,630枚
最大ハマり約3,430G
最大BIG間ハマり約6,710G
最大連チャン約55連
1G連の最大連続5連続
ぶどうの最大連続約20連続

5億年も打てば何でも起きそうですが、実際には「1日+13,700枚」「3,430Gハマり」「55連」あたりが限界です。確率の世界では、5億年でも届かない壁がはっきりあることがわかります。

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計算方法の詳細

1日の差枚の分布
1Gごとの差枚を、ハズレ −3枚、ぶどう +5枚、チェリー −1枚、リプレイ ±0枚、BIG +237枚(チェリー重複 +239枚)、REG +93枚(チェリー重複 +95枚)とし、マイジャグラーⅤ設定6の小役確率(チェリー狙い)で1Gの確率分布を作りました。これを7,000回畳み込んで1日の差枚の厳密な分布を求め、平均が出玉率111.5%(+2,415枚)になるように合わせています(ボーナス成立後のブドウ抜きを含む)。

「5億年で約1回」と「半々ライン」
「5億年で約1回」は、その記録以上の発生回数の期待値がちょうど1回になる値です。「半々ライン」は、5億年をやり直したときに半分の確率でその記録を超える値(最大値の中央値)です。どちらも「必ずその記録が出る」という意味ではありません。

検算
1Gずつ抽選するシミュレーションで100万日分を回し、平均・標準偏差・+8,000枚以上の日の割合が厳密計算と一致することを確認しています。

なぜシミュレーションで5億年を回さないのか
1,277.5兆Gを1Gずつ抽選すると、1秒間に約9,000万Gのペースでも約164日かかります。そこで確率分布から直接計算しています。

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